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【外壁材の種類は7つ!】選び方やメンテナンス方法を詳しく解説

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外壁材は種類が多く、選び方が難しいです。種類ごとに特徴やメリット、デメリットを理解することが大切です。この記事では、外壁材の種類と選ぶ際のポイント、失敗しないためのコツ、メンテナンス方法を詳しく解説します。

記事を読めば、自分に合った外壁材が見つかります。家の見た目や耐久性を保つ方法も解説します。正しい外壁材の選び方で、後悔しない家づくりをしましょう。

リフォブロくん
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外壁材の種類

外壁材の種類は、以下のとおりです。

  1. 窯業系サイディング
  2. 金属系サイディング
  3. 樹脂系サイディング
  4. 木質系サイディング
  5. モルタル
  6. タイル
  7. ALC(軽量気泡コンクリート)

» サイディング外壁とは?種類やメリット・デメリットを解説!

窯業系サイディング

窯業系サイディングを採用した我が家

窯業系サイディングは、セメントと繊維質を主成分とする外壁材です。耐火性や耐久性に優れており、長期間、安定した性能を保てます。デザインのバリエーションも豊富で、自分好みの外観にできます。窯業系サイディングのメリットは以下のとおりです。

  1. 耐候性が高く風雨に強い
  2. コストパフォーマンスに優れる
  3. カビや苔が生えにくい
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デザインの豊富さで選ぶなら樹脂系サイディングが一番です。

金属系サイディング

金属系サイディングは、アルミやガルバリウム鋼板などを使用した外壁材です。軽量で強度が高く、耐久性に優れています。錆びにくく、長期間美しい外観を保てるため、メンテナンスの手間が減ります。金属系サイディングは軽量なので地震にも強いです。

断熱効果や省エネルギー性の高さもメリットです。防火性能が高く、火災リスクを減らせます。色やデザインのバリエーションも豊富なので、建物のスタイルや好みに合わせて選びましょう。

樹脂系サイディング

樹脂系サイディングは軽く、簡単に取り付け可能です。耐候性が高く色あせしにくいため、長期間、美観を維持できます。樹脂系サイディングのメリットは、以下のとおりです。

  1. 防水性が高い
  2. 結露しにくい
  3. メンテナンスが少なくて済む
  4. 断熱性が高い
  5. リサイクルが可能である
  6. 耐衝撃性が高い
  7. 変形が少ない

木質系サイディング

木質系サイディングは自然素材ならではの温かみや風合いが特徴です。時間が経つほどに独特の味わいが増します。断熱性や調湿性も高いので、室内の快適性を保ちます。木材は再生可能で、環境への負担が少ない点も魅力です。

木質系サイディングを使用する際は、シロアリや腐朽菌への対策が必須です。防火性能は他の素材に劣る点もデメリットです。木質系サイディングは個性的な外観を作れます。

自然素材のため、個体差があり一つひとつの風合いが異なる点も魅力です。

モルタル

モルタルは、セメントと砂を混ぜたペースト状の素材を塗りつけた外壁材です。セメントと砂が主成分なので、耐久性が高くなります。デザインの自由度が高く、外壁の美しい仕上がりを求める人におすすめです。

モルタルの施工には熟練した技術が必要です。適切に施工されないと、ひび割れが発生しやすくなります。モルタルには防水性が無いため、施工段階での防水対策が欠かせません。コストや維持管理費が比較的高い点に注意しましょう。

タイル

タイルは、焼き物や石材を貼り付ける外壁材です。外壁材の中でも高級感があり、耐久性や耐火性に優れるため、多くの建物に採用されています。タイルは陶器や磁器を使用するため、質感とデザインのバリエーションが豊富です。

タイルは風雨や紫外線に対して強い抵抗力があります。タイルのデメリットは初期コストが高い点です。長期的なメンテナンスコストは低く、美観と耐久性を兼ね備えるため、コストパフォーマンスが高い外壁材と言えます。

ALC(軽量気泡コンクリート)

ALCは、軽量で断熱性に優れた気泡入りのコンクリートパネルです。ALCは工期が短縮されますが、他の材質と比べるとやや割高です。ALCは高い耐火性能と優れた断熱性能に定評があります。メンテナンスも容易で、維持管理がしやすい素材です。

ALCは、夏は外からの熱を遮断し、冬は内部の暖かさを保ちます。地震発生時は、ALCの軽量性と柔軟性が建物の揺れを吸収し、損壊を防ぎます。吸音性が高く、静音効果が期待できる点も魅力です。

外壁材の種類を選ぶポイント

外壁材の種類を選ぶポイントは、以下のとおりです。

  1. ライフスタイル
  2. 気候や環境
  3. 価格
  4. メンテナンスのしやすさ
  5. デザイン性
  6. 耐久性・耐火性

» 外壁リフォーム基本知識から業者の選び方まで紹介

ライフスタイル

小さな子どもがいる家庭では、地震に強い外壁材だと安全性が高いです。ペットを飼っている場合、汚れを落としやすい素材が最適です。コストパフォーマンスを重視するなら、メンテナンスの費用や耐久性も重要です。

気候や環境

年間降水量が多い地域では、雨や湿気に強い外壁材を選びましょう。日照時間が長い地域や紫外線が強い地域では、UVカット加工の外壁材が最適です。外壁の色あせや劣化を防げます。

気温の変動範囲が大きい地域では、温度変化に強い外壁材が必要です。外壁材によって、寒冷地仕様のモデルもあります。雪や凍結が発生する地域では、凍結に強い外壁材を選びましょう。海沿いの場合、塩害に強い金属系サイディングがおすすめです。

価格

外壁材の価格は種類によって大きく異なります。外壁を選ぶ際は予算をしっかりと把握しましょう。外壁材の1平方メートルあたりの価格は、以下を参考にしてください。

外壁材価格
窯業系サイディング約3,000~6,000円
金属系サイディング約4,000~7,000円
樹脂系サイディング約3,000~5,000円
木質系サイディング約5,000~10,000円
モルタル約4,000~8,000円
タイル約10,000~20,000円
ALC約5,000~8,000円

材料費だけでなく、施工費も全体の予算に大きく影響します。タイルは材料費だけでなく、施工費も高くなるため、全体のコストが膨らむ場合があります。初期費用だけでなく、メンテナンス費用も含めた検討が必要です。

メンテナンスのしやすさ

外壁材は適切なメンテナンスによって、美観と機能を維持できます。外壁材によって点検期間や方法が異なります。点検が簡単だと、問題の早期発見につながり、大規模な修理を避けられます。

汚れが付きにくい素材を選べば、清掃の手間が減ります。樹脂系サイディングやタイルは汚れがつきにくく、簡単に補修可能です。専門的な技術が不要な外壁材だと、自分で簡単に清掃できます。

デザイン性

外壁材によって、デザイン性の幅があります。他の建物など、周囲環境への配慮も必要です。トーンや素材感を統一すると、個性的でありながらも落ち着いた外観が作り出せます。

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窯業系サイディングは、外壁材のなかでデザイン性の幅が最も豊富です。

耐久性・耐火性

耐久性と耐火性が高い材料を選ぶと、火災の際でも安全性が上がります。タイルやモルタルは高い耐久性が特徴です。耐火性はタイルが最も優れてます。モルタルや窯業系サイディング、金属系サイディングも耐火性や耐久性に優れてます。

木質系サイディングと樹脂系サイディングは、耐火性が低いため耐火対策を別途考慮しましょう。

外壁材選びで失敗しないためのコツ

外壁材選びで失敗しないためのコツは、以下を参考にしてください。

  1. 予算を決める
  2. 専門家の意見を取り入れる
  3. 実際の施工事例を参考にする

予算を決める

外壁選びの際は、予算を明確に決めましょう。外壁材の価格は種類によって大きく異なります。予算が決まっていると、選択肢を絞り込めるため、無駄な時間や労力を減らせます。以下のポイントを考慮して、予算を設定しましょう。

  1. 全体の予算を明確にする
  2. 外壁材の購入費用を調査する
  3. 施工費用を確認する
  4. メンテナンス費用を考慮する
  5. コストパフォーマンスを重視する
  6. 未知の出費を見越して予備費を設定する

専門家の意見を取り入れる

外壁材選びの際は、専門家の意見を参考にすることが重要です。専門家は、地域の気候や環境に適した外壁材を提案してくれます。施工時の注意点や、メンテナンス方法も詳しく教えてくれるため、長期的に見ても安心です。細かい点についても、専門家に相談して解決しましょう。

専門家のネットワークを活用して、信頼できる施工業者を紹介してもらえる場合もあります。施工の質が高まり、トラブルを回避することが可能です。専門家の意見を取り入れると、外壁材選びの失敗を防ぎ、満足のいく結果を得られます。

実際の施工事例を参考にする

外壁材選びで失敗しないためには、実際の施工事例を参考にしてください。インターネットや施工業者のカタログなどで、実際に使われる外壁材の写真やレビューを確認できます。施工前後の写真やビフォーアフターの比較を参考にしましょう。

近所で同じような外壁材を使用している家があれば、見学させてもらいましょう。実物を見ると、カタログや写真ではわからない質感や色合いを確認でき、納得のいく選択ができます。

外壁のメンテナンス方法と注意点

外壁のメンテナンス方法と注意点に関する、以下の4点を解説します。

  1. 定期的な点検
  2. 外壁塗装のタイミング
  3. 外壁の清掃方法
  4. 補修作業の注意点

定期的な点検

定期点検は、外壁の長寿命化と美観を保つために重要です。点検のタイミングは製品によっても異なりますが、年1回の目視点検がおすすめです。点検の際は、以下のポイントを確認しましょう。

  1. クラックやひび割れ
  2. カビや苔の発生
  3. 塗装の剥がれや色あせ
  4. 雨漏りや水染みの有無
  5. 金属部分の錆びや腐食
  6. 窓枠やドア枠のシーリング材の劣化
  7. 配管や電気ケーブルの取り付け部分

点検結果を記録しておくと、次回の点検時に変化を確認できます。定期的に専門業者による点検依頼しましょう。プロの目で見てもらうと、見落としがちな問題も早期発見できます。

外壁塗装のタイミング

外壁は、目に見える劣化が進んでいる場合や、塗装から10年以上経過している場合は塗り替えが必要です。外壁の劣化が進むと建物全体の耐久性が低下し、修繕費用が増加する可能性が高まります。外壁の塗り替えサインは、以下のとおりです。

  1. 外壁のひび割れや剥がれが目立つ
  2. 色あせや汚れが目立つ
  3. 表面の防水性能が低下している
  4. 既存の塗膜が劣化して粉を吹いている
  5. 目地やシーリング材の劣化が見られる
  6. 雨漏りや湿気によるダメージがある
  7. 環境や気候の影響で外壁にダメージが蓄積している
  8. 新築時の外観を保ちたい

塗り替えが必要な症状が見られる場合は、専門家に相談して対策を講じましょう。適切なタイミングでの外壁塗装は、建物の美観を保つだけでなく、長寿命化にも役立ちます。
» 外壁塗装の費用の相場や内訳、費用が変動する要因を詳しく解説

リフォブロくん
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一番大事な点は、外壁材の防水性です。適切に塗装されてない外壁材は雨を通し、家の柱を腐らせてしまいます。修繕費は数百万円かかることもあるので、外壁塗装を怠らないようにしましょう。

外壁の清掃方法

汚れやカビ、苔などが外壁に付着すると劣化が進むため、定期的に清掃しましょう。清掃方法は外壁材によって異なります。高圧洗浄機を使用してはいけない外壁材もあるので、専門業者にしっかりと確認してください。

補修作業の注意点

補修作業を成功させるには、適切な補修材選びが大切です。外壁の素材や損傷の種類によって最適な補修材が異なるため、事前に調査して適切なものを選びましょう。天候が安定しているときに作業することが重要です。作業手順は以下のとおりです。

  1. 外壁の汚れをしっかりと取り除く
  2. ひび割れや損傷部分を十分に乾燥させる
  3. 補修材を薄く均一に塗布する

必要に応じて、プライマーを使用します。プライマーは補修材の接着に役立ちます。損傷が大きい場合に使用を検討してください。作業後は補修材が周囲に付着していないか確認し、付着している場合は速やかに取り除きましょう。

まとめ

適切な外壁材を選ぶと、住宅の美観や耐久性を高め、長期的な維持管理が容易になります。専門家の意見を参考にしながら、自分のライフスタイルや気候に合った外壁材を選びましょう。適切にメンテナンスすると、外壁の寿命を延ばして、美しい状態を保てます。

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