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キッチンのリフォームで失敗しないためのポイント3選と費用相場を紹介!

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キッチンリフォームを検討しているけれど、どこから始めればいいのかわからないと悩む人は多くいます。キッチンは毎日使う場所なので、リフォームで失敗すると毎日後悔してしまいます。この記事では、キッチンリフォームの種類や流れ、費用と工期の目安、補助金制度などについて解説します。

記事を読めば、キッチンリフォームの基礎知識が身に付き、スムーズにリフォームを進めることが可能です。

リフォブロくん
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■リフォーム業者ではないので、ポジショントーク一切なし。

キッチンリフォームの種類

我が家のリフォーム前のキッチン

キッチンリフォームの種類は以下のとおりです。

  • システムキッチン
  • オーダーメイドキッチン
  • リノベーションキッチン

システムキッチン

我が家のリフォーム後のシステムキッチン。間取りを変更し、対面式キッチンにした

システムキッチンは、組み立て済みのユニットキッチンを指します。配管や電気配線が標準化されているため、設置が簡単かつ短期間で完了する点が特徴です。リフォーム時の生活への影響も少なくて済みます。パーツの選択肢が豊富で、自分の好みやライフスタイルに合わせてカスタマイズが可能です。

シンクやコンロ、収納スペースなどのパーツを自由に組み合わせ、自分だけのオリジナルキッチンを作れます。コストパフォーマンスが高く、予算内で理想のキッチンを実現できます。メーカー保証もあり、安心して長く使える点やメンテナンスがしやすい点が魅力です。

リフォブロくん
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我が家は壁を一部取り払い、対面式キッチンに変更しました。壁を取り払う際は家の柱などに注意しつつ、通路をいかに確保するかがポイントでした。システムキッチンはシンクなどの長さを自由に変更できるため、対面式キッチンを実現できました。

オーダーメイドキッチン

オーダーメイドキッチンは、自分のライフスタイルや好みに応じて自由にデザインできます。使い勝手が良く、個性的なキッチンを作れます。利便性とデザイン性の両方を兼ね備えたキッチンがほしい場合、オーダーメイドキッチンが最適です。

既製品では対応しきれない狭小スペースや、特殊な形状のキッチンにも対応可能で、空間を有効活用できます。専門のデザイナーや職人が手掛け、耐久性が高く、こだわりのデザインを実現できます。

専門的な施工と高品質な素材を使用するため、コストが高くなる点に注意が必要です。施工期間も長くなる場合があるため、余裕をもったスケジュールを立てましょう。アフターサービスや保証期間の確認も忘れてはいけません。

リノベーションキッチン

リノベーションキッチンとは、既存のキッチンをベースに新しい機能やデザインを追加する方法です。新しい設備を全部購入する必要がなく、既存の設備を部分的に再利用します。コストパフォーマンスが高い選択肢です。古くなった設備の更新や、空間を有効活用できる点がメリットです。
» リノベーションとリフォームの違い|メリット・デメリットをチェック!

自分の好みやライフスタイルに合わせてカスタマイズできるため、快適なキッチンスペースを作り出せます。施工期間が短く、日常生活への影響も少ない点が魅力です。最新のトレンドを取り入れることで、中古住宅の資産価値を向上させられます。
» 中古住宅をリフォームするメリットと費用の相場を解説

キッチンリフォームの流れ

キッチンリフォームの流れは以下のとおりです。

  1. 情報収集とプランニング
  2. 予算設定と見積もり
  3. ショールーム見学・体験
  4. 契約・施工

» リフォームするときの基本的な流れを解説!

情報収集とプランニング

キッチンリフォームを成功させるために、情報収集をして目的を明確にしましょう。明確な目的があれば、必要な設備やデザインを選定しやすくなります。目標設定の例は以下のとおりです。

  • 料理の効率を上げたい
  • 収納スペースを増やしたい
  • 見た目を良くしたい

料理の効率を上げたい場合は、作業スペースや動線を最適化するレイアウトが必要です。収納スペースを増やしたい場合は、吊り戸棚や引き出し収納の追加を検討します。家族全員が快適に利用するために、最適な設備やデザインを考えましょう

子どもがいる家庭は、安全性や使いやすさを重視した設計が必要です。現在のキッチンの不満点をリストアップすると、リフォームすべき部分が明確になります。収納の不足や調理スペースの狭さなどの具体的な問題点を洗い出しましょう。

インターネットで最新デザインやトレンドを調査すると、人気のスタイルや素材がわかります。リフォームの事例や口コミを見て、リフォームの成功例や注意点を確認すれば、失敗を避けられます。専門家やリフォーム業者に相談し、情報収集とプランニングを進めましょう。

リフォブロくん
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予算設定と見積もり

リフォームの目的と優先順位を明確にするために、全体の予算を明確にしてください。予算を設定しないと、計画が進むにつれて費用が膨らみます。リフォームの内容について費用を概算し、複数の業者から詳細な見積もりを取ると内訳の比較・検討が可能です。
» リフォーム費用の相場一覧!費用を抑えるコツも解説

システムキッチンやオーダーメイドキッチンのリフォームを考えている場合、それぞれの費用項目を細かく確認してください。追加費用や予備費も考慮して、予算オーバーした場合の調整方法も考えましょう。工事期間も含め、見積もりの有効期限を確認しておくと安心です。
» リフォーム見積もりをする前の準備やポイントを解説!

ショールーム見学・体験

ショールームでは、実際のサイズ感などを確認できます。メジャー必須です。

ショールーム見学・体験では、実際に製品を見たり触れたりして確認が可能です。リフォーム後のキッチンを具体的にイメージできるため、リフォームでの失敗が少なくなります。多くのメーカーの最新モデルを一度に比較でき、効率的な情報収集が可能です。

専門スタッフに直接質問できる点も、ショールームの大きなメリットです。スタッフは製品の特徴や機能について詳しく説明してくれるため、希望や疑問に対して的確なアドバイスを受けられます。実際の使用感の体験も可能です。

収納スペースの広さやキッチンの使い勝手を実際に確認しましょう。カタログだけではわからない細部の仕様や質感の確認が可能です。

リフォブロくん
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我が家はショールームでしっかり確認したので、リフォーム後のキッチンはイメージ通りでした。リフォーム会社の担当者とも一緒に行ったので、リフォームもスムーズに進みました。

契約・施工

契約と施工は、キッチンリフォームの成功を左右する重要な段階です。契約書の締結により、双方の権利と義務が明確になります。リフォームを計画どおりに進めるために、以下のポイントを押さえましょう。

  • 工期の明確化
  • スケジュール調整
  • 施工内容の調整
  • 支払条件の確認
  • 保証内容の確認
  • 近隣住民への工事通知
  • 施工開始前の現場確認

施工中は、進捗確認とコミュニケーションが重要です。定期的に進捗を確認し、不明点や変更点があれば都度対応します。施工完了後の最終チェックでは、仕上がり具合や動作テストをして、問題がないか確認しましょう。アフターサービスの内容を確認をしておくと、リフォーム後の安心感が得られます。

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我が家は、あらかじめ「リフォーム中の現場確認と写真撮影」の承諾を得ていました。リフォーム中は気になるので何度も見たくなります。最初に承諾を得ているかどうかは重要だと感じました。職人さんの邪魔にならないように配慮が必要です。

キッチンリフォームの費用と工期

キッチンリフォームの費用と工期について解説します。
» 内装リフォームの費用相場と費用を抑えるためのポイントを徹底解説

費用相場

キッチンリフォームの費用相場の目安は、以下のとおりです。

  • システムキッチン:50~150万円
  • オーダーメイドキッチン:100~300万円
  • リノベーションキッチン:200~500万円

小規模なキッチン改修であれば30万~50万円、中規模なら50万~100万円、大規模な改修だと100万~200万円が相場となります。我が家の

我が家の見積もりの一例

我が家は3社に見積もりを依頼しました。見積もり金額は会社によって大きく異なりましたが、その中でも中間の値は上の見積もりです。システムキッチンはリフォーム会社やメーカーによって割引率が異なります。リフォームを安く抑えたいなら、割引率の良いメーカーやリフォーム会社を選びましょう

工期の目安

キッチンリフォームの工期は、リフォームの種類や規模によって異なります。目安は以下のとおりです。

  • システムキッチン:1週間
  • オーダーメイドキッチン:2〜4週間
  • リノベーションキッチン:3週間〜1か月

工期以外に予算設定と見積もりは1〜2週間、ショールーム見学や体験は1〜2週間が目安です。契約から施工は、全体で1〜3か月程度かかります。

キッチンリフォームで使える補助金と税制優遇

我が家はフルリフォームをして、約83万円の補助金を頂きました。

リフォームは補助金や税制優遇を受けられます。補助金を扱うリフォーム業者に頼むのが一番簡単です。キッチンリフォームで使える補助金と税制優遇について解説します。
» 補助金や助成金を活用してリフォームする方法とは?

国の補助金制度

国の補助金制度を利用すれば、キッチンリフォームの費用を抑えることが可能です。主な国の補助金制度は、住宅エコポイント制度やすまい給付金制度です。2つの制度の概要を以下にまとめました。

住宅エコポイント制度
省エネ性能の高い設備を導入する際にポイントがもらえる制度です。高性能なキッチン設備を導入する際のコストを削減できます。
すまい給付金制度
一定の収入以下の家庭を対象にリフォーム費用の一部が給付される制度です。リフォーム費用の負担を軽減できます。

制度を活用すると経済的な負担を軽減できるだけでなく、省エネ性能の高い設備で環境に優しい取り組みにもつながります。

地方自治体の補助金制度

地方自治体の補助金制度を有効に活用すると、キッチンリフォーム費用の低減が可能です。地方自治体ごとに異なる補助金が用意されています。以下の補助金は、経済的な負担の軽減に役立ちます。

  • 札幌市:「高齢者対応住宅改修補助」最大20万円
  • 仙台市:「エコリフォーム補助金」最大35万円
  • 東京都:「住宅リフォーム補助制度」最大50万円
  • 横浜市:「防犯対策リフォーム補助」最大15万円
  • 名古屋市:「バリアフリー改修補助金」最大40万円
  • 京都市:「古民家再生補助金」最大70万円
  • 大阪市:「耐震改修工事補助」最大100万円
  • 神戸市:「長期優良住宅化リフォーム補助」最大80万円
  • 広島市:「耐震シェルター設置補助」最大25万円
  • 福岡市:「省エネ改修補助金」最大30万円

補助金を利用するためには、各自治体の申請条件や手続きの確認が必要です。自治体の公式サイトや窓口で詳細を確認し、必要な書類を提出すると補助金を受け取れます。地元の自治体の補助金制度を調べ、リフォーム計画に役立てましょう。

住宅ローン減税

住宅ローン減税は、新築や中古住宅の購入あるいはリフォームの際に住宅ローンを利用する人にとって有利な制度です。住宅ローン減税では、借入金残高の1%が所得税から控除されます。毎年の税負担が軽減され、家計の助けになります。借入金残高が3,000万円の場合、年間30万円の税額控除を受けることが可能です。

控除期間は10年間です。特定の条件を満たす場合は、13年間まで延長されます。省エネ性能やバリアフリー性能を有する住宅は、控除期間が延びる可能性があります。所得税で控除しきれないときは、住民税から控除されるため、多くの家庭にとって魅力的な制度です。

控除を受けるためには、確定申告が必要です。初回のみ必須ですが、以降は年末調整で済みます。控除を受けるための要件は、以下のとおりです。

  • 借入限度額:一般住宅4,000万円、省エネ・耐震基準5,000万円
  • 床面積:50平方メートル以上
  • 返済期間:10年以上

マイホームを購入する際は、減税制度を活用すると総支払額を大幅に削減できる可能性があります。新築だけでなく中古住宅やリフォームを検討している方も、住宅ローン減税を活用しましょう。
» リフォーム減税の種類や申請方法までの流れを解説

キッチンリフォームで失敗しないためのポイント

キッチンリフォームで失敗しないためのポイントを解説します。

使い勝手を考慮したデザインにする

キッチンリフォームで成功するためには、使い勝手を考慮したデザインが重要です。以下のポイントを意識しましょう。

  • 作業台の高さ
  • コンセントの位置
  • 照明の配置
  • 風通しや換気設備
  • 色やデザインの統一感

調理スペースやシンク、コンロの配置を効率的にすると動線が短くなり、作業効率が上がります。使用者のニーズに応じた設計にすることで、日常の使い勝手が大幅に向上します。

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我が家は照明とコンセントの位置はリフォーム業者に丸投げしました。リフォーム業者は経験があるので、照明やコンセント位置を的確に選んでくれました。リフォーム中に見に行った際に「コンセントはどこが良いですか?」と聞かれる場面もありました。

収納力を確保する

キッチンは多くの物が必要なスペースなため、効率的な収納が重要です。以下の方法を組み合わせれば、キッチンの収納力が大幅に向上します。

  • キャビネットや引き出しを増やす
  • パントリーを設置する
  • コーナーキャビネットや回転式棚を導入する
  • 高さのある収納スペースを設ける
  • スライド式収納や引き出し式収納を設置する

収納用の家具やアイテムは後から設置できますが、基本的な収納は足りないと不便になるので、余裕を持たせて設置しましょう。

メンテナンスがしやすいデザインにする

ステンレスは汚れが付きにくく、メンテナンスも楽です

メンテナンスがしやすいデザインも、キッチンリフォームで失敗しないためのポイントです。装飾が少なくシンプルなデザインを選ぶと汚れがたまりにくく、掃除の手間が省けます。ステンレスなど、耐久性が高く手入れが簡単な素材がおすすめです。

取り外しが簡単なパーツやアクセサリーの選択もポイントです。取り外して洗える換気フィルターだと、より徹底的に掃除ができます。目地の少ないカウンタートップを採用すると汚れがたまりにくく、清掃の頻度を減らせます。

調理器具や食器を取り出しやすい配置にすれば、使用後の片付けがスムーズです。防汚加工された壁材や床材を使えば、汚れを簡単に拭き取れるため、掃除の手間が大幅に減ります。掃除道具や日常的に使うアイテムをすぐに取り出せる配置に収納しましょう。

キッチンリフォームに関するよくある質問

キッチンリフォームに関するよくある質問に回答します。

費用を抑える方法は?

キッチンリフォームの費用を抑える方法は、以下のとおりです。

  • 一部をDIYで対応する
  • シンプルなデザインや標準仕様を選ぶ
  • リフォーム時期をオフシーズンに設定する

複数の業者から見積もりを取るのが最も重要です。複数の業者の見積もりを比較すると、コストパフォーマンスの良い業者を選べます。リフォーム業者とキッチンのメーカーによって、割引率は異なります。定価で買わずに、割引率の良い業者を選びましょう

工事期間中の生活はどうなる?

工事期間中は、電気ポットや電子レンジを使った調理や、外食・テイクアウトを活用しましょう。食器や調理器具は一部を箱詰めして保管すると便利です。事前に準備すると、生活への影響を最小限に抑えられます。

リフォーム業者の選び方は?

リフォーム業者を選ぶ際は、以下のポイントを押さえましょう。

  • 口コミや評判の確認
  • 実績や施工事例をチェック
  • 資格や認可の有無を確認
  • 複数業者の見積もりを取得
  • 保証やアフターフォローの確認

コミュニケーションの取りやすさも重要なポイントです。リフォームは長期間にわたる場合が多いため、業者とのコミュニケーション不足がトラブルの原因になる可能性があります。見積もり内容を詳しく確認し、不明点があれば質問しましょう。事前に調査し、信頼できる業者を選ぶと、理想のリフォームを実現できます。
» 【リフォーム会社はどう選ぶ?】種類や特徴、選び方のコツを徹底解説!

まとめ

キッチンリフォームを成功させるためには、事前の情報収集とプランニングが重要です。適切な予算設定をして見積もりを取りましょう。ショールームでは、具体的にリフォーム後のキッチンをイメージできます。システムキッチンやオーダーメイドキッチン、リノベーションキッチンの種類から、自分に最適な方法を検討しましょう。

国や地方自治体から提供される補助金制度や住宅ローン減税を活用すれば、費用負担を軽減できます。使い勝手や収納力、メンテナンス性を考慮すると、長く満足できるキッチンリフォームができます。

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